東京都は、就職を予定する大学生等に対する「育業」意識調査の結果を公表しました。この「育業」とは、東京都が公募して選定した育児休業の愛称であり、“「休み」ではなく、「大切な仕事」である”旨を東京都は示しています。
この調査は、インターネットにより、2024年5月1日から5月13日までの間、企業等に就職を予定している大学生等に対し実施し、回答数2,000サンプル(男女:各1,000サンプル)に基づいたものです。
将来子どもができた場合、子どもが生まれてからも自身が働き続けたいと思うか、パートナーに働き続けて欲しいと思うかでは、男性について、本人「働き続けたい」94.6%、パートナーからの希望「働き続けて欲しい」93.1%、女性について、本人「働き続けたい」89.0%、パートナーからの希望「働き続けて欲しい」70.7%でした。
子どもが生まれてからも働き続けたいと回答した方に、子どもが生まれた後、自身がどのような勤務形態で働きたいか、パートナーにどのような勤務形態で働いて欲しいかでは、男性について、本人「フルタイム」85.1%、パートナーからの希望「フルタイム」90.9%、女性について、本人「フルタイム」69.3%、パートナーからの希望「フルタイム」59.1%でした。
将来子どもが生まれたら育業したいと回答した方に、自身が育業する場合どのくらいの期間したいと思うか、パートナーに育業してもらう場合どのくらいの期間育業してほしいと思うかでは、男性について、本人「2週間~1ヶ月未満」19.5%が最多、パートナーからの希望「1~3ヶ月未満」18.8%が最多、女性について、本人「1年以上」29.9%が最多、パートナーからの希望「1年以上」27.8%が最多でした。
就職を予定する学生等は、「育業取得率の高さ」や「育業期間の長さ」を企業選択において重視しており、育業取得率の“低い”企業や育業期間の“短い”企業に対してマイナスのイメージを持っているという結果が示されています。